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ジクアス点眼薬と同じく、ムチンを増やすドライアイ治療剤として人気の「ムコスタ点眼薬」

このページではムコスタ点眼液の効果、気になる副作用や使い方などをご紹介していきます。ジクアス点眼液との違いやコンタクトの使用時の注意点についてもまとめてみました。

ムコスタ点眼液は、胃薬のムコスタを液体にした目薬で、ムコスタ胃薬と同様の成分「レパミド」が入った目薬です。

胃薬のムコスタは胃の粘膜「ムチン」を増やしますが、ムコスタ点眼液は涙の「ムチン」を増やす効果があり、２週間程度で効果を実感することができます。

ムチンは涙と目をくっける大切な成分で、ムチンが増えると目に涙がしっかりと定着しドライアイが改善します。

ムコスタ点眼液とジクアス点眼液の違いはつあります。

�@防腐剤の違い

防腐剤は目薬が腐らないようにするための薬剤。
ジクアス目薬は防腐剤が入っているので開封後保存ができます。

ムコスタ点眼薬は防腐剤が入っているので１回使い切りです。細かく言ってしまうと、使い切りのムコスタ点眼薬は少し割高です。

�Aムチンの増やし方の違い

ジクアス点眼液とムコスタ点眼液の効果は同じで「ムチンを増やすこと」です。違いはムチンの増やし方。

ジクアス点眼薬はムチンそのものを増やす目薬で、ムコスタ点眼薬は「ムチンを作る細胞を増やす」働きがあります。

�B効果がでるまでの期間

ジクアス点眼液は効果が出るのが遅い目薬で長期使用（６カ月程度）します。

ムコスタ点眼液は効果が早く、２週間程度で効果を実感できます。

ジクアス点眼同様に、「レパミド」成分が入っている目薬は「ムコスタ点眼液」１種類だけなので、市販で購入することはできませんので、眼科を受診して処方してもらいましょう。

ムコスタ点眼液UD2%0.35mLの薬価は、1本27.1円。1日4回点眼すると、1日薬価は108.4円となります。ジクアス点眼に比べるとやっぱり高いですね。

1回1、２滴を1日４回点眼します。

ムコスタ点眼液についてこんな質問をされたことがあります。
「ムコスタは使い切りだから一回で１滴だと、余ってもったいないから保存して、後で点眼しても大丈夫ですか？」

１回使い切りの目薬は防腐剤が入っていないから「菌」が繁殖して眼病の原因になるので開封したら捨ててください。が添付文書的な正当な回答ですが・・・

実際、数時間程度なら、成分的にはそんな問題ないらしい。まぁ・・・絶対はないので自己判断になりますが、こんな使い方をするなら、開封後は涼しい場所で保管してください。

ムコスタ点眼液は防腐剤が入っていないので、コンタクトレンズの上から点眼することができます。ですが、白く濁った液体の為、コンタクトがく曇ってしまうことが・・・。

コンタクトの上から点眼して、にごりがひどいようならば裸眼で点眼しましょう。

ムコスタ点眼液は強い副作用はありませんが、「しみる」方が多いようです。

なぜしみるかは、わかｔっていないようですがドライアイで角膜に傷がある場合や敏感な方は「しみる」と感じる方が多いように思います。

使っていくうちに「しみる」ことは少なくなるので点眼後１０分程度でしみなくなれば使用を続けても問題はないそうです。

しかし「しみる」ことで涙が出る方は、涙で目薬を洗い流してしまい目薬の薬効がなくなるので、涙が出すぎる方は眼科で相談しましょう。

ムコスタ点眼液は、ジクアス点眼液に比べるとクレームが多い目薬です。

その理由は副作用？というよりか成分そのものの味と、目薬の液体の色が原因です。

「レパミド」という成分はともかく苦い！スタッフも体験で点眼しましたが、苦い〜とか、点眼直後は白く膜が張ったようになりくもるのですぐに動けません。

副作用というわけではありませんが、初めて使用する方で、味に敏感な人や、外で使用する人は少量の処方がおすすめです。

ちょっと小ネタですが・・・（笑）ムコスタ点眼は胃薬のムコスタと同じ成分。ってことは胃薬のムコスタを飲めば、体内からムチンを増やすサプリみたいに活用できる！？って思いませんか？

ちゃんと研究している方がいました。ドライアイの名医、京都府立医科大学の木下教授の講義によると、ムコスタ点眼液は胃薬の変わりになるが、胃薬のムコスタはドライアイには効果がないそうです。

ムコスタ目薬を点眼すると、苦い。ってことはそのまま「ゴクッ」と飲みば内服薬と同じ事。胃薬の場合は血液に消化されるので目には効果が出ないそうです。

胃が痛い時はムコスタ点眼薬を飲むべし？（笑）