ドライアイは漢方薬で治る?ドライアイにおすすめの漢方は?
眼科に行ってもドライアイが改善されない方の中には、漢方薬を試す方もいらっしゃいます。
このページではドライアイに使用される漢方薬の種類と、漢方薬の効果と気になる副作用やについてもまとめています。
目次
|漢方薬の効果は?
|ドライアイの漢方薬
|漢方薬のデメリットは?
|漢方薬を始める前に押さえておきたいこと
|漢方薬の効果は?
目薬などのドライアイ治療とは違い、漢方薬は体質改善を行い、体内から潤いを与えることを目的としています。
そのため体の不調や体質、年齢、性別などによって処方される漢方薬が変わりますが、ドライアイによる肩こりや頭痛、気になる健康面での改善も期待できます。
しかし漢方薬の効果は個人差があり、ドライアイの改善例が少ないのが現状です。
自分に合った漢方薬や、漢方薬の処方が上手な先生に出会えれば、漢方薬がドライアイに効くのかもしれません。
|ドライアイの漢方薬
ドライアイによく出される漢方薬をご紹介します。
ドライアイに処方される漢方薬は、体質や症状によっても異なりますが、肝臓の機能を高める漢方や、水分調整を行う漢方、目の疲れなどを改善する漢方が良く利用されます。
・甘草
胃潰瘍、去痰などに用いる漢方。精神バランスを整える効果がある漢方でもあります。
・黄?
強壮作用、利尿、むくみ、汗などの治療に用いる漢方薬。水分バランスを整えます。
・山梔子
消炎、止血、解熱、精神安定の効果がある漢方薬。
他、「地黄」「当帰」「黄耆山茱萸」「山薬」「乾姜」など。
|漢方薬のデメリットは?
漢方薬は自然な形で体質改善したい方に選ばれる傾向にありますが、体質によっては胃腸への負担など、副作用が起こることもあります。
また、長期服用や、常用薬を飲んでいる方は飲み合わせに注意が必要なこともあります。常用薬を飲んでいる場合は必ず医師に漢方薬をはじめる前に相談しましょう。
ドライアイの漢方薬を使用するにあたって、注意しておきたいのが、効果と時間です。
|漢方薬は効果が出るまで時間がかかる
「漢方薬は長く飲まないと効果がない。」と言われますが、ドライアイの漢方も時間がかかると言われます。
効果を実感するまでに数年間かかることも多く、漢方の効果を感じる前に辞めてしまう方も少なくありません。
また、ドライアイに必ず効くという漢方薬がないのも、時間がかかる要因になっています。
自分の体質を見極め、何度も漢方薬を試す必要があります。
途中でやめてしまっては意味がないので、漢方薬を始める方は長期間続ける覚悟ではじめましょう。
|漢方薬が効かないことも
漢方薬は効果がでる病気も多数報告されていますが、ドライアイを治すための特定の漢方薬がありません。
ドライアイの原因が複雑で、個人差があるのも漢方がドライアイに効果がでにくい要因かもしれません。
複数の生薬を組み合わせて使用するので、調合してくれる医師の力量が漢方薬には重要になってきます。
しかし、漢方薬を処方する眼科もほとんどなく、漢方薬局で処方してもらうことになるのが大半。
漢方薬局は、調合のプロがいるので効果は期待できますが、保険が適用しないため費用が高くなる可能性があります。
|漢方薬を始める前に押さえておきたいこと
体質からドライアイを改善できる可能性がある漢方薬はとても魅力的ですが、長期的に続けなくてはその効果を実感することも出来ません。
漢方薬のメリット・デメリットを十分理解し長く続けることができるか考えて漢方薬を始める事が大切です。
もし、ドライアイ改善に即効性を求めているなら、漢方薬よりもサプリメントの使用がおすすめ。
体質改善の漢方薬・効果が早いサプリメントを上手く使い分けてドライアイを治しましょう。